ブロックチェーンって?

分かりやすいように先に"P2P(Peer-to-Peer)"について説明します。

通常のインターネットは接続すると"サーバー"という情報が置いてある場所へ行ってやりとりを行います。これは「集中型」「中央集権型」と呼ばれます。
一方、P2Pは「分散型」と呼ばれ、サーバーなどの拠点を介さず、個人間のPC同士でやりとりを行う方式です。
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そしてブロックチェーンは日本語で"分散型取引台帳"といいます。取引などのデータを約10分毎にブロックに記録し、チェーン状に連ねていくものです。取引(トランザクション)の更新はP2Pに基づき世界中すべてのPCと同期しており、閲覧可能です。

ここに「ブロックチェーン」の一番の強みがあります。世界中のPCと同期させているということは、データの改ざんをしようとした際、世界中のPCを同時にハッキングしなければなりません。これは現実的に考えてほぼ不可能です。この辺は「トラストレス(信頼する必要がない)」と呼ばれ、界隈のキーワードなっています。

そしてP2Pがなぜ今まで実現できなかったかというと、情報量の多さが問題だったからです。多大な情報をひとつのPCに送ってしまったら計算に時間がかかりとても使えません。

ブロックチェーンはこの問題をPoWという手法でほぼクリアしました。

ということで「ブロックチェーン」は改ざんの心配がない"トラストレス"で"実用性のある"画期的システムなのです。